小さいころから 人形あそびが大好きでした。マ・マー人形、抱き人形、キューピーさん、 だっこしたりおんぶしたりでお母さんごっこです。
与えられた人形ではものたりなくなり、自分でつくるようになりました。衣装人形から いまは、木目込み人形です。
ボディの補正、修正、型紙、布地の扱い、工具の使い方、木目込み法、重ねの手法、手・足・頭の取付け、面相書き等々を駆使しての人形つくりです。
殊に、ボディの補正・修正は かなりの時間をかけ、これが出来上がった時は、その 人形の80%が完了なのです。
一体一体作ったときの想いが人形のたましいに込められています。
じっと見つめていると、ときにはやさしく ときには力強く語りかけてくるのです。